夏の到来を告げるさつま町「鮎まつり」が開催された。場所は、二渡の水辺公園のホタル船が発着するところで、対岸には山崎城址を望む。途中で雨に見舞われたが雨天決行。気合いで最後まで完遂
この催しは川内川の清流を取り戻し、魚などの資源保護や川への理解と親しみを持ってもらうのが主旨で、今回で第13回目を迎える
初夏の使者、清流の女王と言われる「あゆ」。目玉は何と言ってもその塩焼き。この旬の魚を求めて数百人が行列をつくる。3,000匹の鮎を炭火で焼き、丸かじりするのがダイナミックでワイルド。
鮎を購入したら、赤々と燃える炭火で焼く。網焼ながら直火にあてないので、じわじわと焼くことになる。この方が、無駄な油や水分が抜け、外はカリッと中はふわふわとなるそうだ。煙と共に香ばしい匂いが立ち込める。焼けたら思い思いの場所で食するが、これがまた野外なので、おいしさもひとしお
しばらくして、幼児・小学生によるモクズガニの放流。よく「モズクガニ」と言い間違えられるが、モクズ(藻くず)ガニ。通称、山太郎カニ、高級食材の上海カニの親戚(同属異種)にあたる。正面から見ると、映画「プレデター」に出てくるエイリアンに似ているせいか、大きなハサミで威嚇するせいか子供たちはおっかなびっくりで、少し腰が引けている
。しかし、無事放流。大きくなって帰ってきてね~。ウ~ン、太らしてから食べる…みたいで、なんか残酷な気もする
ニジ マスだけど1時からニジマスのつかみ取り!と、司会の発声で早速開始。幼児は魚の動きについていけず収穫はほぼゼロ。健闘したので1匹ずつおじさんから貰い受ける。高学年になるにつれ、要領よく掴む子も。最後はお母さんたちの登場。さすがに迫力ある動きで何匹もゲットする人も。これ位のたくましさがなければ世間を渡れない。バトルの後はニジマスも激減!夕食の食卓に上がることでしょう